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(10)項 停車場

(10)項 停車場

世の中『そんなのアリかよ!?』ってことが多すぎやしないか。

僕が電車に揺られるのは決まって顧問弁護士さんに会いに行く日。
通学や通勤に電車を使わない人生な僕が地下鉄に乗るのは、ちょっとしたイベントだ。
日常的に停車場を利用する人たちの景色に、非日常を噛み締めた僕が加わり映る。

できるだけ僕を苦しめようと攻撃してくる相手に対して、無防備ではいられない。
まさか自分が消防法や建築基準法といった仕事以外の法にも、ある程度詳しくなる必要が生じるとは。
世の中にとって一円のプラスにもならない。自分のマイナスを減らすのみ。あぁ虚しい。

法律が不完全なのか、それとも自分が世の中の価値観とズレているのか。もう分からなくなってきた。自分が信じられなくなってきた。
それ程までに離婚に係わる調停は精神的ダメージが大きい。最愛の我が子を人質にして、元々僕について詳しかった人物が人格攻撃をしてくる構図。そりゃ手ごわいよな。もはや為す術無し。タコ殴られ状態。まぁ未熟だった僕が悪い。因果応報。分かってるけど納得いかない。

やっても法的には問題ないけど、そこまでする!?
マジで「やったもん勝ち」かよ。そんな奴でも幸せになれちゃうのかよ。
品性の欠片も感じられない。すっかり化け物になってしまっているではないか。

いや、自分がそんな風にしてしまったのか。変えてしまったのか。もう分からない。
駅のホームにいる人、人、人。彼ら彼女らも化け物になる可能性があるのか。
自分の大切な人も、そして自分も化け物になる可能性があるのか。

ただ、できるだけ法で規定された基準に沿って、過去の判例と同じ様に進み、いつしか決着がついて終わることを受動的に待つことしかできない。
身体の中で絶叫したって、怒り狂って目を充血させたって、電車が定刻にしか到着しない様に。
目的地に着くまで、ただ電車内で座って流されるしかない様に。

ドン底だなぁ。
こんなに這い上がり甲斐のあるドン底無いわ。

駅から出るとキンモクセイの香りがした10月下旬。
もうキンモクセイの香りを嗅いでも、トイレの芳香剤の臭いとしか思えねえよ。
ホント臭ぇ、停車場。


【あとがき】

停車場って一番『何これ、どこのこと?』って思う防火対象物だった。僕らが想像する駅のことだけど、地下街と繋がっている場合は(10)項にならなかったりして『この分類、いる?』って感じ。話の前半は完全に僕の愚痴を吐き出した形だが、クッセー駅と10月のキンモクセイのクッセー香りを結び付けて(10)項 停車場と覚えて頂ければ幸いです。あー、自分も悪いの分かってるけど、関わっちゃいけない人を見分けられなかったことがここまで人生のストレスになるとは。20代後半を消してぇーーーーッ!!リライトしてぇーーーーッ!!

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one

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