あれは、ジメジメした蒸し暑い‥6月の初夏の日の出来事でした。
※以下、現場作業中にて消防設備士2人の会話です。
消『なんか嗅いだ事あるニオイするね』
私『あ〜、これ何でしたっけ‥オキシドール?』
消『このニオイ、前に六甲の現場でもしてたわ。』
※ここで私は兵庫県の六甲ではなく、消防法施行令別表第一上の(6)項と勘違いする。ちなみに(6)項は病院や福祉施設といった建物が分類されている。
私『(6)項って大体このニオイしますよね。』
消『そんなことないやろ!建物によるで‥。』
私『それはそうですね。ちなみに(6)項って何の用途でしたか?』
消『あそこは確か‥福祉関係やったかな?』※たまたま六甲で(6)項の現場であった。
私『このご時世だと、特に(6)項関係は念入りな消毒が心掛けられてますからね‥。』
消『いや六甲以外でも消毒は厳しくなってるやろ。』
私『前に施設内で集団感染起こってニュースになったのも(6)項の病院とか福祉施設関係ですから敏感になるんじゃないかと。』
消『そんな六甲ばっかりニュースになってるん?』
私『そうですよ!(6)項イ←病院とか(6)項ロ・ハ←福祉施設等って基本的に高齢者が殆どですからリスクも高いかと。』
消『ん‥もしかして別表第一の(6)項のこと言うてる?』
私『‥ハイ?』
【あとがき】
※実話です。
まさか兵庫県の六甲と、令別表第一の(6)項が、ものの見事にまるでアンジャッシュのコントの如くズレた解釈で会話が進んでいくとは‥貴重な体験でした。(6)項でオキシドールの臭いがした‥の部分で病院を想起して下さい。もともと令別表第一の数字と年月日の “月” の数字を併せたストーリーで自然と分類が頭に入るコンセプトでやるつもりでしたが、今回は無理矢理冒頭で6月のジメジメ‥とか言っただけでしたね。